連続講座2006「自然エネルギー」
どうする?これからの環境とエネルギー |
★★視察会1・市民共同発電所「ポッポおひさま発電所」の見学★★
講師 麻生義継氏(〓エイワット)
2006年11月25日(土)、当会も参画して、本年2月に東大阪市のポッポ第2保育園に設置した市民共同発電所「ポッポおひさま発電所」の見学会を連続講座の最初の視察会として開催した。
参加者には、来年の7月に家を新築する計画で電気温水器の設置は決めているが太陽光発電を設置するかどうかの検討のためとか、自宅に既に太陽光発電を設置しているが、今後自然エネルギーとどのように係わって行けば良いのかの勉強のため等、目的のはっきりした方もおられた。少人数であったが有意義な視察会であったと喜んでいる。
視察会の始めに、岡園長から「当園は地域の方々によって支えられてきたので、第2保育園の建設に当たっては少しでも地元のお役に立つことが出来ないかと考えた結果、太陽光発電所の設置にたどり着いた」とのご挨拶をいただいた。 その中で「グリーンサンタが27日に来園することになり、子供達にそのことを話し、太陽光発電のことを話した結果、園児が作ったのがこれです。」と話され、立派な貼り絵第2号を紹介された。
横の白板の予定表には「20にち(げつ)たいようこうのはなしをきく」と書かれ、太陽光発電の説明図が貼られていた。(画像をクリックすると拡大します) また、「ぼくら太陽の子」の歌詞も掲示されていた。グリーンサンタに聞いてもらうのだとのこと。会場は年長さんの部屋をお借りしていたので、思わぬ環境教育の現場を知ることが出来きた。うれしい限りである.
続いて、大崎事務局次長が「市民が発電所?なぜ?」からはじまり、設置までの経過、設置工事の状況、事業のしくみ、寄付と建設協力金、グリーン電力証書、事業収支、発電実績等について説明した。
その後、この発電所を設計・施工した麻生氏(〓エイワット・当会常任運営委員)が単線結線図を使ってシステム構成を説明した。
参加者からは、グリーン電力証書や太陽光発電素子の最新情報とその実用化の見通し等、の質問が出されていた。
次いで、全員が屋根上にあがり、間近に10kWの大パネルを見学。パネル面の汚れ具合や、周囲建造物の影響等に関する質問が出ていた。
下から眺めれば大した勾配に感じない屋根であるが、実際、上って見ると滑らかな屋根表面の影響もあるのか、すべり落ちそうな感じがして、自由に歩き回ることも出来ずに、早々に”たいきょく”した。
(文責 大谷恒夫)