親も子も夢中、大型風車建設につなげてね
―いずみの森 自然体験企画に参加して―
11月3日、大阪府泉佐野市のいずみの森で開催された大阪いずみ市民生協の自然体験企画に協力団体としてCASAが「環境工作教室・風車つくり」を開催、当会もその応援に参加した。
当日は薄曇で暑くもなく寒くもなく絶好の工作教室日和、会場はアップダウンが思ったよりある散策ルート上の奥にあり、参加者はどれだけ来てくれるかなと心配したが、開始予定時間前から来場者があり、準備と指導に追われ、参加した7名のスタッフは大忙し。
製作に熱気がこもる、親子そして我がスタッフ。作り終えて「ありがとうとお礼は・・・」と子供に教育する親、素直に「ありがとう」と言ってくれる子供達、心あたたまる時間が過ぎて行った。
最初は「私は年だから、不器用だから」と尻込みしていたおばあちゃん。おかあさんと孫が取り組む姿に「私もやってよろしいか」と参加宣言。いざ始めると何のなんの、さすが亀の甲より年の功、順調に仕上がって風車が軽快に回る様子をみてご満悦、「玄関にセットしておこう」とのこと。
温暖化の影響を示すポスター展示に目を留める人は多くはないが、見た人は「こんなになっているのですか、恐ろしいですね、驚いた」。「学校では温暖化の授業はあるの」と尋ねると、親子とも「あまりない、総合学習とか社会の時間、国語の時間だったかな。ゴミの話は習ったが自然エネルギーの話はあまり・・・」
参加していた現役の小学校の先生に「環境教育が出来る知識のある先生が少ないのと、忙しくて環境教育にまで時間が割けない」との現場の生の話を耳にした。風車製作指導に追われて、参加者と話す時間がなかなか取れなかったのは残念だった。