「エネルギーを市民の手に取り戻す!」
企画部会による自然エネルギー入門講座がいよいよ始まった。第1回目となる10月28日は、自然エネルギー全般について豊田陽介さん(運営委員、風力発電部会長、気候ネットワーク)に講師をお願いした。会場を提供頂いた生協おおさかパルコープの大会議室には、勤め帰りの男性会社員や夕食準備を終えて駆けつけた女性など熱心な受講者20名が集合、講師の話に聞き入った。
「地球温暖化問題と自然エネルギー普及」と題した豊田さんの講義。まず、地球温暖化が何をもたらすか、化石燃料と原子力発電を主体とした現状から自然エネルギーを主体としたエネルギーシフトへの転換の必要性が提起された。次いで太陽光、風力、小水力、バイオマスなど、それぞれの自然エネルギーの特徴が分かりやすく説明された。
最後に豊田さんは、自然エネルギーが市民中心、地域主体の普及に適していることを指摘し、和田代表の言葉を借り「これまで市民はグリーンコンシューマーとして市場に影響を与えてきましたが、一歩進んでエネルギー生産を市民の手に取り戻す、これからはグリーンプロデューサーとして市民が自然エネルギーを活用することによってさらに大きな力を発揮できるでしょう」と結んだ。
パワーポイント映像をふんだんに使ったヴィジュアルで明快な講義は好評で、あとの質疑も活発だった。
●当日資料つきで講義ビデオ貸し出します (実費500円+送料)。希望者はPARE事務局まで。