広がる!シロクマくん帽子の出番
12月5日(10:30~15:00)おおさかパルコープ主催のエコecoカーニバルにCASAと共同で出展しました。都心の難波御堂筋ホールで開かれ、あいにくの雨模様の天候にもかかわらずヤングファミリー層を中心に沢山の方が参加されました。会場はエコ工作コーナー、ゴミリサイクルコーナー、大阪市コーナー、Stop温暖化コーナー、パルコープとりくみ紹介コーナーなど「あ」「い」「う」「え」「お」順に「は」まで21ブース、パネルや物品、工作などが展示されました。
また会場の4隅にエコエコ広場、カーニバル広場、喫茶コーナー、ステージが設けられ実演や、講演が行われました。
午前10時半開場直後に、温暖化防止活動を紹介するStop温暖化コーナーにシロクマくん帽子が欲しいとのお客様がみえられご購入。組み立てるのはあとからにして、出来ればすぐに帽子をかぶりたいとのことでお貸しする。しばらくしてステージで“温暖化が動物に与える影響”と題する天王寺動物園の園長さんの講演が始まりました。園長さんは、「ホッキョクグマが地球温暖化に伴い、氷が凍らなくなり、アザラシが捕獲できなくなり死活問題になっています。」と話し始め突然シロクマくん帽子をかぶりました。先ほど購入されたお客様が園長さんとは思いも寄りませんでした。そして「このままの状態なら、絶滅の恐れがあります」と皆さんの関心を一気に集め、温暖化防止(帽子)と動物の関係について事例を交えて30分間、熱心に語り続けました。
例えば、モーリシャスの「ドードー」(1681年)、タスマニアの「フクロオオカミ」(1936年)、など絶滅の原因は人間が作り出したとか、ツバメの飛来時期が温暖化の影響で早まっているなど身近にいる動物たちにも温暖化の影響が出てきているという例をいくつか挙げて話されました。
そして、以前の動物園はコンクリートの檻に動物を入れた状態で見学する形でしたが、最近は木や草花などの緑を増やし、自然に近い環境を作って、その動物が元々生活していた状況を再現しています。例えばサバンナに住むライオン、キリンなどの動物が普通に暮らしている環境を観察できるようにしています。
また予算が削られている中で、市民の皆さんにサポーターとして案内のお手伝いをしてもらったり、各団体からもご意見をいただきながら、手を携えてやっていきたいということでした。
シロクマくん帽子をかぶった園長さんの話に、人間として温暖化防止の重大さに感激して聞き入っていました。その話がきっかけとなり、出展企業やお母さん、子供たちに帽子を購入していただきました。
12時からCASAが「リサイクルは無駄って本当?CO2削減25%は私達に負担って本当」について30分間講演。やや難しい内容でしたが、シロクマくんの着ぐるみ姿で園長さんと同じように温暖化防止を訴えたのが好評でした。
午後1時30分から1時間半“風力で電気をつくろう”のテーマのもと風車工作発電実験を行いました。小さな子供達には風力発電の仕組の理解はむずかしかったと思いますが、お父さんお母さんの応援も得て20数人全員発電記録をつけることが出来たのでホット一安心しました。
これからもエコecoカーニバルへ引き続き参加したいと思うと共に、PARE会員の皆さんを募りシロクマくん帽子をかぶって、天王寺動物園で動物たちと遊びかつ学びたいと感じた1日でした。
また、当会が日頃から「自然エネルギーの普及促進のためには電力買取補償制度(FIT)の導入」を訴えていますが、その願いを込めて「シロクマくんをたすけて! なぜ普及しない?日本の再生可能エネルギー」のチラシも製作し配布しました。
このチラシを皆様の日頃の活動に自由にご活用いただき、一日も早く電力買取補償制度(FIT)が創設することが出来ればと願っています。