春休みに入った3月26日(木)、吹田市のよどがわ市民生協で環境教室が実施され、当会は、当会の環境教室の定番「トレー風車工作と風力発電実験」で参加しました。
環境教室の流れは、①トレー風車の制作方法の説明、②トレー風車の制作、③手廻し風車の送風機で風車が正しく制作されているのかの確認、④トレー風車の発電電力の測定、⑤スライド学習「自然エネルギーを感じよう」です。
その授業の内容と雰囲気は基本的には今までの環境教室と同様のもので、参加者には何かを学び、感じ取ってもらったと思っていますが、今回は、当会として新たな取り組みもありましたので、その点を中心にしてご報告します。
環境教室の内容は基本的には子供向けに開発したものですが、今回は1回だけの開催であり、時間的にも会場の広さにも余裕もあった関係で、制作は子供達だけでなく、希望される保護者の方々や世話役の生協の方々にも行ってもらいました。この結果、何となく手持ち無沙汰だった大人たちも少なくなり、子供達といっしょに出来上がったトレー風車を手に子供達とともに列に加わって実験を待つ姿や結果が出た瞬間の喜びの姿には微笑ましいものがあり「工作材料の段取りが大変だが、親子の対話の場が広がりなかなか良い雰囲気だったな」と思いました。
手廻し風車や発電実験のための装置等の運搬は、今まで、事務局の個人的な好意に甘えていました。しかし、昨秋には遠隔地の三重県伊賀市からの申込みもあり、この方法に限界を感じていましたので、今回からは可能な限り分解して梱包して配送する方法をとりました。測定器の輸送もありますので、若干の不安もありましたが、今回は無事に終えることが出来ました。
今回、当会の会員7人が担当しましたが、そのうちの3人は全くの始めての参加でしたが、いろいろボランティア経験を積んでおられる方々であり、経験を踏まえてのご意見もいただき、新たな人材の確保や若返りにも一歩踏み出したのかと思っています。
一通りのスケージュールを終えた後、参加者全員が参加して、ケーキとお茶を前に懇談会がありましたが、保護者の方々からは省エネや電磁波の影響等、幅広い環境に関するご質問がありました。こちらからは吹田市において廃食油の回収が実施される旨の情報提供も行いました。
また、スライド学習の中では「経産省発表の太陽光発電の買取制度は余剰電力だけ、ドイツでは全量」との話もありましたが、機会を見て、大人向けの環境講座も開催して、双方向での意見交換が出来ればなあと思いました。