積極的なポッポ保育園、ポッポ第2保育園の取り組み映画「アース」上映会
環境イベント「地域で考える地球温暖化」として映画「アース」上映会を2008年10月19日(日)に東大阪市の中鴻池リージョンセンターで開催しました。イベントは本年2月にも開催しましたがその第2弾で、今回は主催:ポッポ保育園、ポッポ第2保育園、協力:自然エネルギー市民の会、後援:東大阪市で行いました。
映画「アース」はご覧になった方も多いと思いますが、厳しい自然環境の変化の中で生き抜く動物達を通して、地球温暖化への警告を訴えるものです。氷が年々少なくなっていく北極海で餌を求めて漂流するシロクマで始まり、本来なら餌になるセイウチの大群を目の前にしながら、それまでの餌不足で体力が衰え、仕留めることが出来ずに飢え死にする哀れなシロクマの影像で終わります。
来場者は幼児連れの若いお父さん、お母さんが中心で、幼児たちは暗い会場での約1時間40分の間静かにしておれるかと心配しましたが、幼児用にマットを敷き詰めたスペースも用意され、次々に映し出される動物達の厳しい生存競争、親子で必死に生き抜く姿に引き込まれるように、会場は時間の経過とともに静まりかえって行きました。
「温暖化の影響を受けるのは動物達だけでしょうか」の最後のナレーションは心に重く響きましたが、若い父母、保母さん方にとっても単なる温暖化防止の訴えの枠を超えた親子の愛情の強さや、試練の多い人生を生き抜く努力の大切さを感じられたのではないでしょうか。
会場外の壁面にはポッポおひさま発電所の建設から、発電所が設置されたことによる園児達の関わりの様子を紹介するポスターが掲示され、来場者の関心を集めました。
また、ポッポおひさま発電所のグリーン電力証書をご購入いただいた三洋商事さんが自分達で作成された環境絵本(その1、その2の2種類)も、希望者には無料で配布されました。
全国で保育園、幼稚園に太陽光発電所を設置しているところは多いと思いますが、今回のように、園が中心になって園の内外で温暖化防止に関する各種の取り組みを行っているところはあまりないと思います。今後、このような地域の皆様方にも参加いただく温暖化防止の行事が広まり、第2のおひさま発電所が誕生することを願っています。