グリーン電力で環境絵本を制作
~自然にやさしい企業を目指す地元三洋商事㈱~
洞爺湖サミットの最中の7月8日(火)、ポッポおひさま発電所が設置されているポッポ第2保育園で、グリーン電力証書の伝達式が行われ園児達が見守る中、証書が岡園長から購入者の三洋商事㈱桐畑取締役に手渡されました。
伝達されたグリーン電力は、ポッポおひさま発電所で発電し、園で消費した電力の一部8,000kWhのグリーン電力価値分(認定:グリーン電力認証機構、証書発行:太陽光発電所ネットワーク)です。
三洋商事㈱は、昨年50周年を迎えたのを機に、「自然にやさしい企業を目指す」としてエコプロジェクトを立ち上げ、自社で使用するエネルギーは出来る限りエコなものを調達しようとの方針を立てられたことが、今回のグリーン電力の購入につながったとのことです。
以下に、伝達式の様子をお伝えします
伝達式は、シロクマの帽子を被った4歳児19名、ペンギンの帽子を被った5歳児18名の「歌う雨がえる」の歌声で始まり、ホールはうっとうしい梅雨空にもかかわらず、ひまわりの花が満開のような明るい雰囲気に包まれました。
園児達の後で横幕を持っているシロクマとペンギンの着ぐるみは、バリ島でのCOP13で大活躍してくれたものです。
園児達が被っているシロクマとペンギンの帽子は、園児達が温暖化に思いを馳せてくれればと願って、当会会員と園の先生方とが共同して作成したものです。忙しい中、ご協力いただいた先生方に感謝いたします。
園児達に囲まれてのうれしい証書の伝達、一同に会した皆さんの笑顔がいつまでも絶えることのないことを願いました。
当会の和田武代表が「市民共同発電所は全国で200箇所を超えていると思うがグリーン電力証書を販売したのは、これが全国で初めてではないか。グリーン電力をご購入いただいたことは、市民共同発電所の建設を推進している者にとっては大きな励みになる。子供達の未来が危ぶまれている時、企業、教育機関、市民の協働は大きな力であり、他の市民共同発電所にも広がることを願っている」とお礼の挨拶を申し上げました。
三洋商事㈱の桐畑取締役からは、ご挨拶の中で証書の購入に至った会社の方針についての説明があり、その後、自社制作の環境絵本「森の住人、ハッパー」を園児全員にプレゼントして下さいました。
この絵本は、いただいた園児達だけでなく、そのご家族にとっても大きな温暖化防止への力になってくれるものと信じております。ありがとうございました。
なお、伝達式の模様は、当日の毎日新聞の夕刊にも掲載されました。
(文責 大谷)