6月22日(日)、菜の花収穫祭が八尾市で開催され、参加したBDF研究会のメンバーの一人である弊会の事務局次長の大崎さんから、その時の様子が寄せられましたので紹介します。
昨日は、八尾の菜の花収穫祭が開催され、八尾市長や報道関係も多数参加する中で賑やかに行われました。
生憎の雨模様で畑での開催ができず、近くの教興寺会館に急遽会場を移しての開催でしたが、会員や地元のみなさんが一生懸命準備されている様、参加者への心配りも行き届き、感謝しています。
実演展示されていたのは、刈り取ったナタネを茎ごと破砕し、茎ガラは畑に返し肥料にする機械。地元の機械メーカーさんと共同開発したもの。
この破砕機の電力を供給するポータブル発電機は、BDF燃料で運転されていました。電源のない畑でも運転可能で、しかもバイオ燃料を使用するという一貫システムが出来上がっていました。
収穫した菜種を、これも地元のメーカーが製作した搾油機で絞っていました。
参加者はしぼりたてを味見させてもらいましたきれいな黄色の透明な油で、甘い味がしました。搾油機は以前は手絞りで大変な力を必要としましたが、油圧式に改良されたものでした。油圧は手動ポンプで発生させますが、以前より格段に楽になり、搾油量も増えたようです。
すぐ側で、大阪府から貸出ししてもらった電動式の搾油機も実演していました。こちらはドンドン搾油されているといった感じでしたが、出来た油が濁っていて、甘味も手絞りのものより劣るような印象でした。精製行程が必要なのかもしれません。
会場では、地元野菜の販売コーナーがあり、また新鮮な野菜をその場で天ぷらにして販売されていたので、ビールを飲みながらおいしい天ぷらをいただきました。吹田の佐藤さんたちとも交流し、隣りのアジサイ咲き乱れる教興寺の庭を見物して帰路につきました。
中務さん、宮川さん、小林さんをはじめとするみなさん。雨の中、お疲れさまでした。
(大崎義治 記)