多数の来場者で盛上がった環境イベント
「地域で考える地球温暖化2008
~ポッポおひさま発電所からの発信~」
市民共同発電所・ポッポおひさま発電所が2周年を迎えた2月24日、発電所が設置されているポッポ第2保育園で「地域で考える地球温暖化2008 ~ポッポおひさま発電所からの発信~」が開催された。イベントは、ポッポ第2保育園が主催、自然エネルギー市民の会が協力、東大阪市、東大阪市教育委員会の後援を得た。
イベントの内容は「温暖化に関するパネル展示とスライド学習、発電所の見学、風力発電実験を始め8項目にわたる実験と工作の体験コーナー、使用済み天ぷら油とアルミ缶の回収、模擬店」(チラシ参照下さい)と多種多様なもので、園は教職員を総動員、当会の会員と合わせて30数名が運営にあたった。
来場者は、園の広報努力と全国紙にも開催が報道されたこともあり、園児を始めとする園関係者から温暖化防止に関心を持つ市民の方までと幅が広く、会場は熱気のこもった雰囲気に包まれた。
ポッポ第2保育園は「こどもたちが健やかに安心して育っていける環境を守りたい」の理念のもとに建設され、「こどもたちと感じる“素敵なおひさまのエネルギー”」との思いで保育を続けておられる。
今回のイベントは、「園の思いを地域の方々と共有しよう、それが市民共同発電所を設置してもらった園の責務。その為にも、自分達自身もこのイベントを通して「地球温暖化防止を学ぼう」」との思いから園が主催された。
その積極的な姿勢に敬意を表したい。
開催前にはプラスチック風車の工作やキャンドルづくりのために、この部門を担当する園の先生が当会会員から指導を受け、早速、美しい風車つくりの作成手順書を作ったりして当日に備えてくれた。うれしい限りである。
当日は、この冬一番の冷え込みとなり、朝起きると薄っすらと雪化粧。屋外でのイベントもたくさんあり、一瞬不安がよぎったが、我々の思いが天に通じたのか、寒風の中ではあったが、太陽光には恵まれて太陽光発電実験はじめ、全てのイベントを順調に行うことが出来て喜んでいる。
市民の来場者は、太陽光発電所を作りたい、3年後に更新する車もディーゼルにしたいがバイオディーゼル燃料の現状と見通しは?会社もCO2の削減の必要性を感じているので勉強しにきた等、はっきり目的をもっておられ、「開催して良かった」と準備の苦労が和らげられた。
時には小雪が舞い、寒風の吹く園庭でがんばって運営にあたっていただいた関係者の皆様お疲れ様でした。
当日の写真、少し多いが掲載したのでご覧いただき、当日の雰囲気を感じ取っていただければ幸である。
(文責 大谷)