風力発電部会の目的
日本における風力発電の歴史は新しく、まだまだ実績も多くはありません。そのため風力発電の建設に必要な情報やノウハウ（知識・技術）は風力発電事業者やコンサルタントなどの一部にしかなく、市民が風力発電を建設するためのハードルは非常に高くなっています。
そこで自然エネルギー市民の会では、こうした風力発電をはじめとする自然エネルギーを進めるために必要となる情報やノウハウを蓄積し、市民による自然エネルギー普及の取り組みを支援することをその大きな目的のひとつとしています。
第1回となる風力発電部会を開催！
9月22日、第1回目となる風力発電部会を開催いたしました。風力発電部会では実際に風力発電の建設を進めていく上で必要となるさまざまなノウハウを蓄積し、技術的な側面から今後の市民風車の取り組みを推進することがその大きな役割です。
これまでにも、鳥取県賀露での風力発電建設の具体化のために、昨年から幾度となく研究会を開催しその中で様々な議論を行っています。今回の部会では、こうした議論の中で積み上げてきた風力発電に関するノウハウ（算定方法やその前提となる条件等）について改めて検討を行いました。
幸いにも風力発電部会には、これまでに風力発電の建設を行った経験をお持ちの方、自然エネルギーコンサルタントの方、また現在風力発電の建設を計画中の方、など、たくさんの専門家の方にご参加いただいています。こういった専門的な技能知識を有した方々からご意見、アドバイスをいただきながら、改善すべき点を洗い出していきました。
今後は今回の検討結果を踏まえて、賀露おやじの会のメンバーと再度検討を行い、問題点を整理し鳥取港風力発電計画の実現に向けた取り組みをすすめて行く予定です。
風力発電部会のススメ
風力発電部会は、専門的な内容を取り扱う部会だけに、非常に取っつきにくそうに感じられるかもしれません。しかし、そこには普段知ることが出来ない貴重な情報が飛び交い、大きな驚きに満ちています。風力発電に関心のある方ならば、きっと新しい発見を得られることでしょう。
これから風力発電について勉強してみたい方も、安心して遠慮なくご参加ください。